名入れサービスのご案内(シルクスクリーン印刷) | 松田桐箱 埼玉県指定伝統工芸モデル工場 名入れサービスのご案内(シルクスクリーン印刷)| 株式会社松田桐箱

名入れサービスのご案内(シルクスクリーン印刷)

シルクスクリーン印刷の参考画像

 

弊社では桐箱への名入れも承っております。

例えば商品用のパッケージであれば商品名やロゴマーク、記念品や賞品用の箱であれば日付やイベント名を印刷するなど、パッケージとしての質を高めることが可能です。

 

桐箱の持つ高級感や厳かなイメージに合う金箔・銀箔押しや、ナチュラルな風合いを生かした焼印とレーザー刻印、ポップさの演出やイメージカラーを押し出す事も可能なシルクスクリーン印刷と、バリエーションも豊富にお選びいただけます。

 

ご依頼にあたっては桐箱のご注文と合わせて名入れ希望とお申し付けください。

施工する名入れ方法によって料金が異なりますので、別途お見積りいたします。

 

◇シルクスクリーン印刷◇

シルクスクリーン印刷(シルク印刷)とは、薄い布地に対して印刷したいデザインや文字の部分のみにインクが透過するよう加工したものを版として使用する印刷を行う方法です。

加工した布地の版を版枠に取り付け、被印刷物に密着させてインクを刷り込むことで、加工されたインク透過部分からインクが押し出されて任意のデザイン・文字の印刷が行われます。

版として使われる布地にシルクが使われていたことからシルク印刷と呼ばれるようになったそうです。

 

シルクスクリーン印刷の特長

シルク印刷の特長として、施工対象がとても幅広く、またインクを混ぜ合わせることで豊富なカラーを使用できることが挙げられます。
粗面への印刷にも対応できますので、Tシャツなどの布への印刷にも使われています。

また、粘度の高いインクを使いますので、一般的な塗料や墨書きに比べてにじみが少なく、安定したカラー印刷が可能です。

 

ただし、深い木目には十分にインクが乗り切らなかったり、全くにじまないわけではありませんので、木工品への印刷の際には僅かなかすれやにじみがでる場合があります。

 

用途としては墨を使った銘の筆書きや、落款(らっかん)の代替として多くのご依頼をいただいています。

手書きに近い味わいを待たせつつ、量産による個々の差異が出にくいことから、パッケージの雰囲気を大切にしながら品質の均一化を図ることが可能です。

 

その他、あえて桐材への印刷では目立ちにくい白っぽいインクを使う事で、桐箱の本来の高級感や落ち着きを損なうことなく商品名やロゴマーク、装飾デザインを施すような使い方もできます。

カラーでの印刷が可能な点で箔押しとの比較に関するお問い合わせをいただきますが、インクの混色による自由度についてはシルク印刷が優位になり、色の安定性は箔押し優位となります。
※インクの混色はロットによる若干のバラツキがでる場合があります。
※インクのカラーコード指定など厳密な色合わせや、インクの入手の都合により一部の色については対応不可となる場合があります。

 

また、色箔を圧着させる箔押しに対して、インクを乗せるシルク印刷という施工方法の違いから、手描き感を残せるという点がシルク印刷の強みになります。
箔押しでは色箔をしっかりと密着させるために圧力をかける都合上、版のデザインが凹みとしてわずかに施工面に残り、やや機械的な印象があります。

手描き感やナチュラルさを持たせる場合はシルクスクリーン印刷を、よりデザインを強調させたい場合は箔押しをお選びいただくとイメージに近い仕上がりになるかと思います。

 

ご依頼の流れ

1.桐箱のご注文に合わせてシルク印刷希望とお申し付けください。

2.版下データのご入稿ください。

3.お見積りをご案内いたします。

4.製版

※原則として桐箱の天面への施工となります。

※単色での印刷となります。(一部を除き多色印刷には対応しておりません)

※製版にはサイズ制限があります。(版枠の大きさに限りがあるため)

※製版には版下データのご入稿が必須となります。アナログ媒体からの製版については別途お問い合わせください。

 

出来上がった版で印刷作業を行い、シルク印刷をした桐箱が完成します。

 

施工例

※画像をクリックすると拡大画像が表示されます。

 

拡大画像で確認すれば確認できる程度のごくわずかなにじみがありますが、文字の輪郭が大きく崩れることもなく、ハネ・ハライの細い線もしっかりと表現されています。

あまり細かすぎるデザインには向きませんが、シルクスクリーンならではの風合いを持つなど、メリットも多い印刷方法です。

 

金属の版とは異なり施工面の平面性が保たれるので過分な強調がなく、ツヤや光沢を抑えた表現が得意な印刷方法になりますので、インクの色によってはかなり控えめな印象を出す事もできます。

商品の性質としてあまり派手さを出したくない場合や、インバウンド需要に向けた和風色を強く出したいデザインにマッチする印刷方法としておすすめです。

 

パッケージに桐箱をご検討いただく際は、あわせて名入れもご一考いただけますと幸いです。

 

その他の名入れ方法もご検討いただけます。

◇箔押し

◇焼印

◇レーザー刻印

 

印刷方法に関するご相談・お問い合わせも随時承っております。